第31話

福島の方言「さすけね」

令和4年1月21日(金曜日)
福島県伊達郡桑折町

みなさま、こんにちは。ふれあいブログへようこそ☆彡

「大寒」に突入しました。みなさまいかがお過ごしですか?
あと2週間ほどで「立春」ですが、福島も晴れ間が見える時間が増えました。
でも朝はとても寒いので、近所の道路はツルツル~。
大雪の地域もあるようです。屋根の上からの落雪にも、どうぞお気をつけください。

さて今日は、福島の方言についてお話ししたいと思います。
色々な面白い言葉がありますが、第一回を飾るのは「さすけね」
NHK大河ドラマ『八重の桜』でも登場した方言です。
また、喜多方の合資会社会津錦さんでは「さすけね」という銘柄の純米無濾過生原酒を毎年販売しています。

これをお読みいただいてる方は福島出身の方が多いと思いますが、もう若い世代の方には通じない言葉かもしれません。
なぜ今回「さすけね」という言葉を選んだかというと、ちょっとしたエピソードがありまして。

  ~*~*~*~*~*~*~~*~*~
もう20年以上も前に東京から友人が自宅に遊びに来た時のことです。
関東近辺の道路に詳しい父が、お酒の力を借りて饒舌に話を始めました。
うちの父が話す福島弁がわからなかったらしく、友人は終始キョトン・・・としていて、
最後「さすけね、さすけね」の言葉がツボにはまったのか、笑いが止まらなくなりました。
父にしてみれば、何がおかしいのかわからなかったようですが(本人は標準語を話しているつもりなので)
友人はイントネーションが違う文章と、方言の意味が分からず、ついに「さすけね」で笑うしかない状態になったようです。これがきっかけとなり、なんとなくお互いの緊張感がほぐれ、友人も出身地の神奈川弁で話すようになりました。
神奈川弁というのは正しくないかもしれませんが、語尾に「~べ」という話し方をする人多いですよね。
確か神奈川県出身の中居正広さんは、TVでよく「~べ」を使ってます。
実は福島でも「~べ」という語尾を使う地域が多いんです。
福島ふれあい農園周辺もそうです。
ですので、友人は福島ととても相性が良かったようで、定期的に福島の温泉を訪れてくれているようです。
  ~*~*~*~*~*~*~~*~*~

「さすけね」とは、「差し支えない」が語源と言われ、問題ない、大丈夫、気にしなくていいよというような意味です。

使い方の一例は「雪降ってるよー。」「これぐれ、さすけね」(このくらいならだいじょうぶ)
     「牛乳こぼしちゃった。」「ほだの、さすけね」(そんなの気にしなくていいよ)

「さすけね」は山形や宮城の一部でも使われているそうですが、福島の代表的な?!方言です。
急激なウイルス感染で旅行や帰省もままならない状況ですが、福島の言葉や風習などに触れていただき、
少しでも温かい穏やかな気持ちになっていただけたらと思います。今後も少しずつご紹介させていただきます。

福島に限らず、地域の方言や風習でご紹介いただけるものがありましたら、どうぞお寄せください。
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寒い日が続きます。心配事が絶えませんが、どうぞお身体ご自愛ください。
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2022/1/21