献上桃の郷
福島県伊達郡こおり桃源郷いい塩梅(あんばい)
令和4年1月28日(金曜日)みなさま、こんにちは。ふれあいブログへようこそ☆彡
前回は福島の方言第一弾「さすけね」、お楽しみいただけましたでしょうか?
本日のお題は「いい塩梅」です。福島弁では「いいやんべ」(笑)
福島弁は第二弾を近いうちにお送りします。本日は少し方言を離れます。
「いい塩梅」・・・私の尊敬していた日本料理の先生の口癖です。
真ん丸のお顔でにこやかに目を細めながら、「いい塩梅」とおしゃるのです。
炊き合わせや煮魚だったり、お浸しだったり・・・。
その時々でおっしゃるのですが、この言葉、この状態、案外難しいものです。
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「いい塩梅」を調べてみると
「塩梅(あんばい)」とは、物事の様子や身体の具合、料理の味つけ具合など、幅広いものの具合や様子が「ほどよい」「ちょうどよい」という意味を表す・・・とあります。
「塩梅」の類義語には「加減」が当てはまるそうです。
「加減」とは「物事の状態や程度」や「身体の具合」を意味する言葉ですとあります。確かに「塩梅」と「加減」は「状態や具合」という意味が共通しています。「塩加減」とか「火加減」とか言いますね。
ですが、頭に「いい」をつけてみると、なんとなくニュアンスの違いを感じてしまうのは私だけでしょうか?
「いい加減・・・?!」
これもきっと本来は「ほどよい具合」を表すのでしょうが、言葉のイメージは「好ましくない場合や状態」の時に用いられる言葉のように思います。
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「塩梅」の語源は調味料にあります。「塩梅」は本来「えんばい」と読み、「塩と梅酢を混ぜた調味料」を意味していました。塩加減が絶妙であったため「味つけの具合がいい」という意味でも使用されており、
のちに「物事の具合や様子」という意味で使われるようになったといわれています。
ちなみに「塩梅」は方言ではありません。冒頭に書きましたが、福島弁では「いいやんべ」ですから。
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「いい塩梅」は、例えば「いい塩梅に炊けてるね」と聞いたとき、「ほどよく炊けた」というより
「おいしく炊けた」というニュアンスを私は感じます。しかもその加減が絶妙な出来栄え。
それは「おいしい」という言葉が際立つものでなく、「いい塩梅」の持つ「温かさ」「ぬくもり」
「やさしさ」そして「穏やかさ」を感じるのです。
「ほどよい」といいつつ、「絶妙」な加減。それが「いい塩梅」ではないかと。。。
ですから、この言葉、この状態、案外難しいのです。
今、第6波の中、心配事が絶えませんが、目の前にある日常の「いい塩梅」を大切にしたいと思い、
今回のブログのテーマとしました。
みなさまもどうぞお身体ご自愛ください。
次回もお待ちしております☕
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